院長よりごあいさつ

突然ですが、私は幼少期「ペルテス氏病」という難病を患いました。 股関節の軟骨が減っていくその当時原因不明の病気でした。 3年間ベッドで寝たきりの生活をおくりましたが、大阪厚生年金病院の渡辺部長先生や両親のおかげで乗りきることができました。

その当時のことは今でも鮮明に覚えています。初めてギブスをはずし、渡辺先生が「ここまで歩いてごらん」と言われた時のこと。 私はおそるおそる1歩ずつ歩を進め、ついに先生の所までたどりつきました。 私はうれしくて先生に抱きつき「歩けたよ」って叫び見上げました。

その時の先生の笑顔は今でも忘れられず、私の医師を目指す原点となりました。
私は今その御恩を返せる立場になれました。日々の診療で少しでも患者さんの苦しみを喜びに変えることができればこんな幸せなことはありません。 そして私の診ている子供たちの中に一人でも、私の姿を見て医師になってくれれば、その時自分の役割を果たせたと思っています。

略歴

東大寺学園高校から、昭和59年自治医科大学卒業。
県立奈良病院にて全科ローテート後、上北山村国保診療所長、室生村東里・田口診療所長、 県立奈良病院中央検査部・内科医長を経て、平成14年11月中岡内科クリニックを開院。

医学博士
奈良県立医科大学 非常勤講師